Peeping Tom - Triptych
少し前の話になるけど、高知県立美術館でベルギー発のダンスカンパニー 'Peeping Tom' の映像作品3本を一気見できる機会があった。舞台『Moeder』 高知公演の関連イベントとして上映されたのは、ドキュメンタリー『Third Act』、Moeder を含む《家族三部作》の第一弾『Vader』、そして3つの小作品をまとめた長編ダンス作品『Triptych: The missing door, The lost room and The hidden floor』。私は Peeping Tom をこのイベントで初めて知ったクチだし元々ダンスや舞台にはそんなに興味がなかったけど、そのプロモ映像を見て、とにかくこれは絶対見逃せない！と衝動的に高知行きを決めてしまった。そして結局感動のあまり2日間通って2回鑑賞してしまった。ここ数年日々のことに追われてすっかり無趣味無感動の人間になってしまった気がしてたけど、ぐわーっと心を鷲掴みにされるような事がまだあるんだとちょっと驚いたよ。この気持ちを表すボキャブラリーがまったく無くてすみません。こんなすごい機会を無料で提供してくれた関係者の皆様には心から感謝です。別の日に上演された Moeder は都合がつかずあきらめたんだけど、今となってはなんでもっと行く努力をしなかったのかと悔やみ中。いつの日か Triptych の舞台を生で観られる日が来ますように。
【今日の単語】
Triptych : [trɪ́ptɪk] 3枚続きの祭壇画。2枚続きだとdiptych。同音の tryptic は消化酵素 trypsin（トリプシン）の形容詞形。どの単語もせっかく覚えても一生使いそうにない。
